幼少期の”異文化”体験

今日もまた自分語りの物語りを。

変人でいたいと以前のブログで書きましたが、そもそもユニークな家の生まれでして。

今現在の実家も、見た目からして閑静な住宅地からかけ離れた外観となっております。

原色の黄色い柵に青とクリーム色の塀、駐車場の屋根からは

2人乗りのカヌーが2艘、ぶら下がっています。

どでかいキャンピングカーと今は比較的よく見かけるコンパクトカー?

2シーターのスマート(ベンツ)は謎に屋根が開くオープンカー。

大抵の方は、ここからして意味がわかりません。

そんな両親は母が在日韓国人で父は日本人。見た目は母が日本人で父が外国人。

海外のタクシーで韓国人だというと、なるほど!と父を見てうなずく運転手。

家族の中で純粋日本人は父だけなのに!?

家の中は仲が良いのかなんなのか、「マイルーム」がありません。

区切られた空間は風呂とトイレだけ。

でも薪をくべて暖を取る薪ストーブ完備。

写真はイメージです

どういうこと?

はてなマーク満載のお家です。

「趣味」と言えば聞こえはいいでしょうか。

こんなお家から「普通」な子が育つわけもなく。

ユニークな経歴をもつ人物に育った私。

大学は学士で10年在籍。現在フリーランスカメラマンという名の無職。

Hands of young male photographer in maroon sweatshirt holding new photocamera by his chest

取り柄といえば海外経験だけは豊富でどんな環境でも生きていける自信があること、

くらいでしょうか。

ならば戦場カメラマンか冒険家か、海外ルポライターにでもなればよかったのか、

日本の便利な暮らしの中でのどかに暮らしています。

こんなことでよいのだろうか、と思わないこともないのですが、

良き伴侶とイケメンな4歳児に恵まれて幸せな日々。

これでいいのだと言い聞かせつつ、夢は平穏に暮らせるマイホームを持つこと。

そんなこんなには理由があって、

幼少期に海外で浮浪者やスラムや物乞いにたくさん出会って、

そこには自分と同じ年頃の子どもが貧困の中で生きている現実を

まざまざと見せられ、世界の不平等や平和への想いを強く激しく

抱いてしまったことや、

この世の不思議というか、

「宇宙がなかったら一体何があるんだろう」というクエスチョンに

捕えられて悶え、

「色即是空 空即是色」を悟ってしまったこと

なんかが、リミックスされているのです。

虞や虞や汝を如何せん、と自らに嘆いてみても、

もう結構いい年のおじさんで、

ただこれから育っていく、未来を戴く子どもたちが

どうか平和で豊かな生き方ができるようにと、

そればかりを祈っています。

自分にとっては今の日本の暮らしが”異文化”のようで、

ただ段々と人新世の弊害が本当に世界には広がっていて

幸せに暮らしている自分が不思議というか、

本当に尊いんだと、毎日毎日ありがたみを噛み締めています。

あっつい2023年夏、どうぞ皆さまご無事で

お過ごしください。

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